売春で家を空ける実母「直哉の面倒をみられなかった」
実母が売春を始めたころは、直哉被告はまだ小学生だった。隆一さんとも離婚をしていて、実母と直哉被告の2人で暮らしていた。
検察:
「小さいころの直哉被告ら兄弟は」
実母:
「長男(敦子被告の夫)は既に高校生で敦子と生活していた。直哉被告は家に一人だったので、お金を渡してコンビニでご飯を買ってもらっていた」
検察:
「直哉被告の面倒はみなかったのか」
実母:
「面倒をみたくてもみる時間がなかったんです…直哉は私を許せなかったと思う」
実母が語った敦子被告との歪んだ関係性。後に実母は当時を「洗脳」されていたとも振り返った。また、直哉被告の生い立ちについても明かされた。証言を通して徐々に分かってきた被告らの人間性はこの後に続く実母の再婚にまつわる話でさらにはっきりとする。