10月11日、今年のノーベル平和賞に日本被団協、日本原水爆被害者団体協議会が選ばれました。長年、核廃絶を訴えてきた仙台市に住む被爆者の女性は受賞決定は「遅い」と複雑な胸の内を明かしました。

受賞決定を報告

今年のノーベル平和賞に選ばれた日本原水爆被害者団体協議会。13日、日本被団協の箕牧代表委員は、広島の平和公園を訪れ慰霊碑に花を手向けて亡くなった被爆者に受賞決定を報告しました。

日本原水爆被害者団体協議会 箕牧智之代表委員:
「みんな亡くなりました。活動が一番盛んなときにノーベル賞を受賞していたらもっと良かった」

日本被団協の代表理事を務める仙台市の木村緋紗子さん(87)もノーベル賞の受賞決定を手放しでは喜べないといいます。