自動ブレーキなどを搭載したサポートカーの乗車体験会が26日、宮城県栗原市であり、高齢者が安全性の向上を確かめました。

栗原市で開かれた乗車体験会は、秋の交通安全運動の一環として警察と自動車販売店が開いたもので、地元の高齢者およそ30人が参加しました。

サポートカーには追突防止の自動ブレーキと、アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を抑制する装置が搭載されています。

「アクセル踏んでも行かない、ここに表示が出る」

参加者は安全性の向上に関心しながら改めて安全運転への意識を高めていました。

参加者:
「ブレーキとアクセルを間違えるとパニックになるが、サポートカーだと止まる。セーフティ機能のある車が標準装備になれば良い」
若柳警察署 安部裕樹交通課長:
「車の性能が上がり事故の件数自体は減っているが、最終的にはドライバーが交通ルールを守るということが第一」

若柳警察署 安部裕樹交通課長

県内では今年に入り65歳以上の人身事故が674件起きていて、追突事故が最も多くなっています。警察では、サポートカーに乗っていても過信した運転はしないよう呼びかけています。