19日夜、宮城県にある女川原子力発電所2号機で再稼働に向けた動作確認中に、制御棒を動かす弁から水が漏れました。東北電力は、「安全性への影響はない」としています。
東北電力によりますと、19日午後11時半頃、女川原発2号機の原子炉建屋で、核分裂を制御する「制御棒」の動作を確認中に制御棒を動かす6つの弁から水が漏洩しているのを社員が見つけました。漏れ出た水の量はおよそ4リットルで、漏洩箇所のボルトを締めるなどしたところ水漏れは止まりました。

原因について東北電力は、弁を動かし、圧力をかけた際に弁棒とパッキンとの間が緩んで漏れ出たとみられるということです。東北電力は安全性や環境への影響はなく、今年11月頃に予定している再稼働のスケジュールにも影響はないと説明しています。