かんざしが海を越えた

そして、以前この店でかんざしを購入した星井絵名さん。ニューヨークで行われた文化交流のイベントに参加した様子を報告しようとこの日、店をたずねました。

ブライダル・プラザわかば 遊佐社長の妻 陽子さん:
「いいですね、何にでも合いますね、この黒いお着物にもすごく」

かんざしを購入した星井絵名さん:
「この振袖が日本大会に出たときにつけていたもので、そこにかんざしを使わせていただいて」

このかんざしは、およそ30年ほど前から多くの花嫁の特別な1日を彩ってきたといいます。

ブライダル・プラザわかば 遊佐陽子さん:
「ここが無くなったときに、その後のかんざしの人生、どんな風に生きていくのかなと。そんな晴れやかなところでまた輝けるっていうのは、すごくうれしいだろうと思って」

星井絵名さん:
「塩釜を象徴するお店ものをもってニューヨークに行けたのはうれしかった。かんざしを通して日本のこと知っていただけたのかな。この建物の印象を覚えている人はたくさんいると思うので、このなかにはこんなすてきなものが活躍していたんだよということを伝えていきたい」