構想は2年半。クラウドファンディングや国の補助金などで資金面の課題を乗り越え、ついに、歌津の新たな拠点となる建物が設置されました。
龍崎孝さん:
「素敵な建物ですね。どんなお店なんですか?」
高橋美由紀さん:
「飲食、雑貨の販売もあり、観光情報の紹介スペースもある店になります」

その名も、「歌旅人(うたび)」。歌津の人も、旅人も、くつろぎ、交流の場になればと願いを込めました。
龍崎孝さん:
「私こういう中見るの大好きなんですけど、ちょっとこれ、わくわくする感じが」高橋美由紀さん:
「これからだって感じしますよね」

店を作る前、およそ100人にアンケートをとった美由紀さん。「ひとり用のソファが欲しい」「子どもも一緒に時間をすごしたい」「テイクアウトできる商品が欲しい」など、快適な空間づくりは、地元の人の声に応えたものになりました。

龍崎孝さん:
「真ん中のビジネスっぽい感じ。目の前、海じゃないですか」
高橋美由紀さん:
「これを大事にしたくて、窓を大きくしました」
龍崎孝さん:
「明かりも光もはいってくる」

高橋美由紀さん:
「特等席のイメージでつくりました。この景色を見てほしいっていうのがすごくあった。歌津の人は、ずっと小さいころから切り離せないものだと思うんですよね。良いも悪いも、ずっと海とかかわりを持って生きていくっていうのはどうしてもついてくるものなので。
『海と一緒に生きていきましょう』っていう意味も込めつつ、やっぱり海をただ見ているだけで癒されるところがあるじゃないですか」