東海道新幹線の歴史を語る「貴重な資料」

「ひかり号」停車が増えた歴史を語る資料がJR東海の静岡支社に保存されています。

<岩崎大輔記者>
「保存されている時刻表を机に並べてみました。最新のものから1年ごとにさかのぼって、こちらは37年前、国鉄からJRに変わった最初の貴重な時刻表です。1987年、JR発足時の東海道新幹線を見てみると、ひかり号が静岡駅に停まるのは大体1時間から2時間に1本ぐらいという感じですね」

JR発足時のダイヤは国鉄が作ったもの。日中は、最大3時間静岡に停まる「ひかり」の間隔があいていました。その後、JR東海は静岡に優しいダイヤ改正をすぐに行います。

<岩崎大輔記者>
「JRになった次の年、1988年には日中、静岡駅に1時間ごと、ひかり号が停まるようになりました」
「前回、静岡県内のダイヤが大きく変わったのが2008年の3月。この時には、静岡駅だけでなく、浜松駅にも日中1時間ごとにひかり号が停まるようになり、とても便利になりました」

その後、東海道新幹線は「のぞみ」が中心の超過密なダイヤとなり、この16年間、静岡駅に停まる「ひかり」の本数は変わりませんでした。しかし、この春は少し状況が変わるといいます。