WBC代表選手もリスト入り
松下 いま、ハヤテ新球団の社長をしているというわけですが、静岡県民、特に野球ファンは注目していると思います。ここまで選手の内定の状況であったりとか、元NPBの選手の状況を詳しく伺いたいです。
池田 トライアウトは11月3日、4日に行い、 20数名の選手に内定を出しています。いま最終契約交渉中で、その後11月15日にNPBの合同トライアウトがあり、そこからNPB の選手10人ぐらい声がけをして契約交渉中です。
松下 もうすでに内定の状態で、例えば、複数年契約とか、契約金はいくらぐらいであったりといった条件面は出されてるんですか?
池田 条件の提示は既にやっていて、そこから合意するかどうかというところで、契約書にサインをするというところまではまだ行っていないので、今はそこの交渉中ですね。

松下 どの選手が新球団のユニフォームに袖を通すのか、気になりますが、少しヒントをいただけないですか?
池田 地域密着型でいきたい県民球団なので、そういう部分は意識していますので、静岡県出身の選手も入っていますし、静岡ゆかりの選手も入っています。NPBの元選手に関しては、それなりの知名度がある選手も入ってます(※12月7日に春のセンバツ優勝投手となり、DeNAでも中継ぎとして活躍した田中健二朗投手やソフトバンク、ロッテなどでプレーした福田秀平外野手、静岡高時代、センバツ出場経験を持つ池谷蒼大投手(元DeNA)と竹内奎人投手(静岡高‐群馬大医学部)などNPB経験者10人を含む29人の入団が発表された)
池田 ただ、会見に関しては全員揃うのが来年の年明けになるので、2024年1月の中旬以降くらいに入団会見をさせていただければと思ってます。一方で、いま実は外国人選手の獲得にもいろいろと動いていて、候補の中には WBC のメキシコ代表の投手とか、オランダ代表の抑えのピッチャーなどが候補には入っています。来てもらえるかどうかはわからないですけど、球団では代理人を通してリストアップしている中で、そういう選手を希望していたので、いま入っていますね。
松下 NPB の1軍に入っても全然おかしくないような選手ですよね?
池田 もちろん、そういう選手を連れてきて、移籍させるっていうのも 1つの仕事ではあるので、そういったところの活動もします。
松下 トライアウトやNPBの合同トライアウトも実際に観に行かれていましたが、NPB経験のある選手を獲得するにあたっては、着眼点としてどの辺りを重点的に見ていたのでしょうか。
池田 2つですね。育成をもう1回やれる選手と、再生して移籍させる、どちらも移籍ですが、若くてまださらに伸びしろがある選手か、今すぐ活躍できる選手か、両方の着眼点でバランスよく取っていきたいと考えていました。