毎日涙を流し、「千奈のもとに行きたい」

Q.この1年、千奈ちゃんの母親はどのように過ごしていらっしゃいますか?
妻は本当に、私よりも1番、傷ついていて、一緒に過ごした時間とかも、お腹の中にいた時間から幼稚園に通園するまで、私が仕事に行っている間もずっと一緒にいてくれたので、その、なんていうんですかね、自分の分身というか、子供が亡くなったことに本当に深く傷ついていて、私は泣く回数が当初よりは減ってきてはいるんですけれども、妻は毎日涙を流しているし、「千奈のもとに行きたい」というような発言も数えきれないほどで、何度も夫婦で話し合ったりとか、時にはぶつかったりとか、そういったやり取りがありますね。


Q そういった際、どういう言葉をかけていらっしゃいますか?
夫婦で話し合っていく中で、「自分から自死を選ぶことはいつでもできるから、次女とか気持ちがなるべく変わることをいって、生活していこう」と声をかけていますけれども…そうですね、例えば、僕とかもそうですけども、自分はあまり死後の世界とか、そういうのは、こんなことになる前は意識とかしなかったんですけど、もし、そういうものがあるならば、自分もそこに行って、というか、こう、ね、いま、親として何もできていないので千奈に対して。なのでこう、お世話をしてあげたいなと、一緒にいてあげたいなという気持ちもあるねということは、よく妻と話したりしています。

ですけど、ね、次女の存在も大きいので、踏みとどまっているような状態ですけれども、本当に毎日毎日、なんとかこう、生活をしているような状態です。

<全3回(#1/#2/#3)のうちの第1回>