「文書が届かなけば、戦争が終わらないかもしれない」

描がかれているのは、昭和天皇が敗戦を国民に伝えた8月15日のすぐ後の話。日本が“真の終戦”にたどり着くまでの過程です。

磐田市鮫島に住む、鈴木邦夫さん(95)。紙芝居作成のため、証言を提供した人物のひとりです。

1945年8月20日。緑十字機は正式な終戦手続きに必要な「降伏文書」を沖縄から東京方面に運ぶという重大な任務を背負っていました。しかし、燃料切れで現在の磐田市の鮫島海岸に不時着してしまいます。

「文書が届かなけば、戦争が終わらないかもしれない」

乗っていた日本陸軍や海軍の責任者たちは、不慮の事態をすぐに報告する必要がありました。

<鈴木邦夫さん>
「(当時、軍人たちは)緊張していた。うまく連絡がとれるかどうかわからないので、安心感はなかった」