7月27日も静岡県内は3か所の観測地点で猛暑日となり、危険な暑さとなりました。県内には27日も「熱中症警戒アラート」が出されましたが、2023年の静岡県での発表回数は8回と、すでに年間の過去最多を更新しています。

静岡県沼津市の「伊豆・三津シーパラダイス」で行われたのは、イルカの水しぶきを間近で浴びられる夏限定イベント「ドルフィンざぶーん」。子どもたちはイルカが放つ豪快な水を全身で受け、暑さを吹き飛ばしていました。

<参加した子ども>
「楽しかったです」
「冷たくて、気持ちよくて涼しくなった」
「楽しかったっていうか冷たかった」

<滝澤悠希キャスター>
「熱気が体にまとわりつく静岡市です。まだ午前9時半ですが、すでに気温は35℃まで上がっています」

27日も県内は、朝から強い日差しで気温が上昇。最高気温は、浜松市天竜区佐久間で37.1℃、三島で35.6℃と県内3か所の観測地点で猛暑日となりました。また、27日は14人が熱中症の疑いで病院に運ばれました。

<滝澤悠希キャスター>
「県内にはきょうも『熱中症警戒アラート』が発表されています。本格運用が始まった2021年と2022年は、年間で7回出されていましたが、2023年は27日時点で、すでに8回発表されていて、過去最多を更新してしまっています」

異例の暑さに、街の人は…。

<街の人>
「これから8月でさらに夏本番なのに、何回まで更新されるんだろうという感じ」
「こうえんがあつい」
「とにかく年々暑くなる感じはする」

一方、浜松市西区の店では、「夏バテ予防」につながるとされる甘酒が人気に。

<甘酒専門店「麹屋」店主 横山美左人さん>
「お待たせしました。『食べる甘酒』です」

甘酒は「飲む点滴」と言われるほど日本に古くから伝わる栄養食品。米麹と水だけで作った「食べる甘酒」は、ヨーグルトなどに砂糖の代わりにかけて食べるのが定番ですが、この季節においしい食べ方も。

<野田栞里記者>
「いただきます。う~ん、お米の甘みがホッとします。体を冷やしながら栄養も取れるのが、この暑すぎる夏、うれしいですね」

冷凍庫で凍らせてシャーベット状して食べることで、内側から“涼”を感じられます。

甘<酒専門店「麹屋」店主 横山美左人さん>
「自家製の『食べる甘酒』を食べて、熱中症予防をしにお越しください」