ほぼ、需要ないのに…
まずは、サイの角は漢方として使われているのか、漢方専門の薬局で聞きました。サイの角は、髪の毛やつめを形成するタンパク質の一種、「ケラチン」でできていて、漢方として使われてきたといいます。

医心堂薬局総本店 石川篤店長
「日本脳炎などですごく高熱が出た場合に解熱剤として使われていた。サイの角の代用として水牛角を使うようだが、その場合は、5倍の量を使用する」
ただ、現在はワシントン条約の規制により、国内の漢方薬局では販売されていません。また、さまざまな新薬が開発される中、医心堂薬局総本店(静岡市葵区)の石川篤店長は、需要はほぼないのでは、とみています。