8月に記録的な大雨に見舞われた北陸地方の食や伝統工芸品を集めた物産展が静岡市のデパートで始まりました。復興への願いを込め、地域の魅力を発信します。

<滝澤悠希>
「新潟の名産品、甘エビが山盛りになっています。北陸の食や工芸が大集結です」

9月2日から松坂屋静岡店で始まった「北陸4県物産展」には、福井・石川・富山・新潟県から36社が出展しました。

豊かな自然に恵まれ多彩な特産品を誇る北陸地方ですが、8月に記録的豪雨に見舞われ、福井・石川・富山県には、一時「レベル5大雨特別警報」が発表されました。土砂崩れや浸水など各地で甚大な被害が出ています。

総雨量が400ミリ近くにまで達した石川県羽咋市の道の駅のブースでは、施設に大きな被害は出ませんでしたが、出展者は店で扱う農作物への影響を懸念します。

<道の駅のと千里浜 岩崎誠さん>
「コメが水に浸かっていると、発芽して収穫できない状態になってしまう。新米がどれくらい減るか影響が気になるところ。通常通りやれるところからやって、道の駅が率先して盛り上げていこうと思う」

石川県の伝統工芸・輪島塗の漆器店も出展しています。大雨による被害は免れましたが、2024年の能登半島地震で輪島市の店舗が倒壊・焼失しました。今も店舗はない状態で、全国各地の物産展などで販売を続けています。

<坂本漆器店 坂本顕一さん>
「『いずれ復興したら輪島に行きたい』と言ってくださるので、励みに頑張っている。こういうところで発信することで、(地域の)にぎわいの助けになればいい」

大雨に地震と、近年自然災害が続く北陸地方。地場産業を支える人たちは、地域の魅力の発信が復興の後押しにつながることを願っています。