町が管理すべき廃棄の公文書約2万枚を無断で自宅に持ち帰り、裏紙として使って趣味の推理小説を印刷したなどとして、静岡県長泉町の教育委員会の50代の職員が懲戒免職処分となりました。
8月20日付で懲戒免職の処分を受けたのは、長泉町教育委員会の57歳の女性主査です。
町によりますと、女性は町が管理すべき廃棄の公文書など約2万枚を無断で自宅に持ち帰り、そのうち約1万2千枚を裏紙として使用して図書館で借りた好きな推理小説を町のコピー機で印刷しました。
女性は少なくとも5年にわたって廃棄の公文書を持ち帰っていて、町の調べに対し、「自分のお金をかけたくなかった」などとして認めているということです。
女性の自宅から押収された文書は段ボール50箱分にのぼり、約80冊分の小説を印刷していたとみられています。小説の多くは女性が好きな「浅見光彦シリーズ」の小説でした。
女性主査を巡っては、通勤手段の変更を怠り47か月間にわたって通勤手当9万4千円分を不正に受給したことも確認されていることから、町は懲戒免職処分の判断を下したと説明しています。
町によりますと、公文書の持ち帰りによる個人情報の流出は確認されていません。
長泉町の池田修町長は8月25日、「町民の皆さまの信頼を著しく損なうものであり、町政を預かる者として深くお詫びを申し上げるものでございます」と謝罪しました。







