何度も追突されるうちに...「これは普通ではない」

―当時のお気持ちは?

<夫>
最初は故意ではないと思っていたので、「後ろの運転手は大丈夫なのかな。意識はあるのかな」と心配していました。

しかし、何度も追突されるうちに、「これは普通ではない」と分かりました。

想像もしたことがない状況で、動揺もしましたし、とにかく怖かったです。隣には妻も乗っていましたので、「何とか無事に止まりたい」という思いだけで必死でした。

<妻>
夫に言われて警察へ通報しました。

通報の際、最初に「事故ですか、事件ですか」と聞かれました。その時点ではまだ1、2回ぶつけられただけだったので、「事故です」と答えました。

私は「そのうち路肩に止まるだろう」と思っていたんです。

ところが通報している最中も、後ろの車はアクセルを踏んだり緩めたりしながら、わざと距離を取っては再び追突してくるような動きを繰り返していました。

電話をしながら、「これは本当に事故なのだろうか」と思い始めました。

警察から現在地や状況を聞かれましたが、何が起きているのか理解できず、とても動転していました。

<夫>
当時はスピードも出ていて、路面も濡れていましたし、下り坂でもありました。「このままどこかにぶつかったら、命は助からないかもしれない」と思いました。

幸い高速道路だったので歩行者などはいませんでしたが、本当に恐怖しかありませんでした。