老朽化や耐震性能などが課題となっていた静岡県沼津市の清掃プラント(ごみ焼却施設)を取り壊して新たに整備する「新中間処理施設」の起工式が8月6日、行われました。

建設が始まる沼津市山ケ下町で行われた起工式には関係者ら約60人が参加し、沼津市の頼重秀一市長や清水町の関義弘清水町長などが鍬入れをし、工事の安全を祈願しました。

新中間処理施設は、約2.4ヘクタールの敷地に建設され、建設費と運営管理費は合わせて499億4000万円です。「工場棟」は、1日に210トンの可燃ごみを焼却するストーカー炉を備え、熱エネルギーによる発電なども行う「新ごみ焼却施設」と、資源ごみや埋め立てごみなど1日に15トン再利用などを進める「新リサイクル施設」で構成されます。

また今後、現在の清掃プラントを取り壊した後の敷地には、「新ごみ焼却施設」から出る余熱を利用する施設が整備される予定です。

頼重市長は挨拶の中で、現在の清掃プラントの稼働開始が1976年で、老朽化が進み耐震性確保が難しい状況だったため、2008年から新中間処理施設の整備検討が始まった経緯などを説明しました。

そして「この新しい処理施設が、この我々沼津市だけでなく、この地域の持続可能な発展に結びつけるような施設になること、そして地域住民に愛され信頼されるような施設になるよう願っています」と述べました。

また、可燃ごみの処理に関する事務を沼津市に委託する清水町の関町長は、「この委託方式により、これまで以上に安定的で継続的な可燃ごみの処理を実現することができます。町民の生活環境を将来にわたりしっかりと支えていく上で、大変意義深い」と挨拶しました。

建設工事は2026年9月から始まり、2029年12月に施設完成、翌2030年1月の本格稼働を目指すということです。