「一元はここまでか」 絶望を乗り越え弟が継承した伝統

家族で話し合った結果、弟の庸次さんが三代目に。二代目の妻、百合子さんがサポートすることになりました。

市原庸次さん
「『三代目として任せたよ』と言われるプレッシャーは計り知れなかった」

百合子さん
「主人が倒れて、『一元はここまでか』と思いました。主人を支えながら、支えてもらいながら、一元を守っていければいい」

店を切り盛りする上で三代目が重視したのは、二代目・一憲さんが守ってきた味のモットーです。

二代目 市原一憲さん
「白飯は毎日食べていても飽きない。だから飽きない味を売るように心がけて、気を付けている」

そのベースになっているのが、ラーメンに使われるとんこつスープです。自分で豚骨を細かく砕き、2度、3度と血抜きをすることで、臭みがない旨味が凝縮されたスープに仕上げます。

庸次さん
「きれいなきつね色の脂が旨味のもと。麺と一緒に絡むとうまいんだよね。基礎を作ってもらえているから、基礎を守りつつ旨味を出せるように頑張って毎日やっている」