12月29日午前、静岡県掛川市のJR東海道線の線路脇でクマの死骸がみつかりました。この周辺では、24日からクマの目撃情報が相次いでいて、市などが警戒をしていました。市では同一個体とみているということです。
掛川市農林課によりますと、29日午前8時45分ごろ、JR東海から「クマと思われる動物が死んでいる」と市に連絡がありました。
市職員や地元の猟友会が掛川市満水の現場を確認したところ、JR東海道線の線路脇にクマの死がいがあったということで、撤去しました。現在、クマの種類などについて調べているということです。
クマの体長は115センチほど。JR東海によりますと、掛川~菊川間を走っていた列車の運転士から連絡があり、状況からみてクマが列車と接触したとみられるとのことです。
掛川市満水地区や隣接する菊川市では、24日から4日連続で、公園や住宅街などでクマの目撃情報が相次いでいます。24日早朝には、満水地区の住宅の庭先を歩くクマの姿が防犯カメラで撮影されています。
今回死骸が見つかった現場は、24日にクマの目撃情報があった公園から南に500メートルほどの場所で、市では、死んだクマと同地区で目撃されたクマは同一個体とみているということです。







