生産量日本一からの陥落、問われる「ブランド力」

<クリエイティブディレクター 佐藤可士和さん>
「もともと母が静岡出身ということもありまして、恩返しじゃないですけれども、何か貢献できることがあればと」

クリエイティブディレクターの佐藤可士和さん。これまで「くら寿司」や「ユニクロ」のロゴを考案するなど、数々の大企業のブランディングを担当してきたこの人に、静岡茶の未来が託されました。

長年、日本の茶業を支えてきた静岡茶。しかし、生産量は鹿児島県に抜かれ、後継者が足りないなど、かつての「日本一の茶どころ」はいま、大きな課題に直面しています。

静岡県 鈴木康友知事(6月10日)
「静岡全体で、静岡茶のブランド力がないと、なかなか海外では勝負できませんので、今回は静岡全体に静岡茶のブランド力を強化していく」

県は世界に通用する静岡茶ブランドをつくり出そうと、佐藤さんを総合プロデューサーに据え、新たなプロジェクトを2025年に立ち上げました。