パワーだけじゃない「修正力」と「夢」

紗矢さんの武器は、強烈なスマッシュだけではありません。取材中、 コートの端に置いたシャトルケースを的(まと)に見立て、スマッシュで当てるというコントロールを見せました。
紗矢さんにとって初めての挑戦。取材カメラが回る緊張感の中、1球目、2球目はわずかに外れましたが、彼女はすぐに軌道を修正しました。そして放たれた数球目、シャトルは見事にケースに命中。
「スマッシュの威力もあるけれど、コントロール力もすごい」と井手アナウンサーを唸らせたのは、その修正能力と集中力の高さでした。
練習を終えた紗矢さんに、今後の目標を聞きました。
「6年生までには、全国1位を目指して頑張ります」

力強く宣言した8歳の少女。静岡県はバドミントンの強豪校も多く、土壌は整っています。紗矢さんのように、高みを目指して静岡バドミントンのさらなる発展を願います。







