静岡県が浜松市に建設を計画する新たな野球場について議論する協議会で、民間事業者から提案のあった9つのアイデアが共有されました。

県と浜松市で構成する協議会は2025年11月19日で3回目となりました。

新たな野球場は県が浜松市の篠原地区に建設を予定していて、1万3000人規模の屋外型、2万2000人規模の屋外型、2万2000人規模の多目的ドーム型の3つの案が検討されています。

浜松市や経済界などはドーム型球場を求めていますが、資材の高騰などにより、事業費は当初から80億円増額する試算が明らかになっています。

<塚本秀綱副知事>
「利活用提案の公募を実施したところ、9社からさまざまな提案をいただくことができました」

19日の会議では、民間事業者が県に提案した9つのアイデアが共有されました。事業者からは県が示した3案のほか、1万3000人規模の「小規模ドーム型」が提案されています。

<県公園緑地課 熊谷修孝課長>
「提案いただいたものをある程度計画に落とし込んだ形で、計画案をつくっていきたい」

財政状況が厳しい中、県は、民間事業者から募ったコスト縮減案を積極的に取り入れ、基本計画を策定していくとしています。