静岡市で飲食店を経営していた男性を殺害したなどの罪に問われている男の裁判員裁判で11月12日、検察は懲役18年を求刑しました。

殺人などの罪に問われているのは、静岡市葵区の会社役員の男(32)です。

起訴状によりますと、男は2024年6月23日、静岡市葵区のマンション敷地内で、共同で飲食店を経営していた男性(当時30)を刃物のようなもので複数回突き刺して殺害し、静岡県藤枝市内に遺棄したなどの罪に問われています。

静岡地方裁判所で12日に開かれた公判で、検察側は「強固な殺意に基づく執拗かつ危険で悪質なもの」などとして懲役18年を求刑しました。

一方、弁護側は「奴隷的な支配が心身を極限まで追い詰めた」などとして懲役8年以下が相当としました。

最後に被告の男は「男性の人生を奪ってしまって申し訳ありませんでした」などと述べました。

判決は11月14日、言い渡されます。