全国各地でクマの被害が相次ぐ中、静岡県富士宮市は11月11日、「緊急銃猟」に関する市独自のマニュアル作りなど対策を進めていると明らかにしました。


林の中で動く一頭のクマ。この画像は10月、富士宮市の内房地区で撮影されました。

全国でクマの被害が深刻化する中、富士宮市は新たな対策に乗り出しました。


<富士宮市 須藤秀忠市長>
「人命が一番大事なものですから。市民の安心をまず先に確保したい」

富士宮市ではクマの目撃情報が、2025年4月から11月1日までに、31件寄せられています。

市は11日、自治体の判断で猟銃の使用を可能とする「緊急銃猟」について、国のガイドラインに基づいて市独自のマニュアルの整備を進めていることを明らかにしました。


市は今後、罠を追加で購入するほか、チラシの配布やパトロールを続け、市民や観光客に被害が及ばないように対応していきたいとしています。