静岡県内でのインフルエンザの感染拡大を受け、県は11月7日、「注意報レベル」に達したと発表しました。
県は、11月2日までの1週間の1医療機関あたりのインフルエンザの患者数が10.4人となり、注意報レベルの基準の「10人」を超えたと発表しました。
この時期に注意報となるのは、記録が残る2006年以降3番目に早く、感染者は前の週から2倍となっていて急速に感染が広がっています。
県によりますと、現在、流行しているインフルエンザの型は、昨シーズンに流行した「A型H1」とは異なり、「A型H3」が最も多いということです。
<静岡県感染症管理センター後藤幹生センター長>
「今年はH3が7割程度ということで、去年ほとんどかかった人がいないタイプのA型なので、かかりやすい状況で、流行拡大が早めに、しかも急速に起こっている」
地域別では、西部が最も多く「15.68人」、次いで東部が「10.08人」、中部が「4.88人」です。
また、患者の年齢では、10歳未満が48%、10代が32%で、合わせて80%を占めています。
後藤センター長は、このまま感染拡大が続けば、早ければ2週間後に警報レベルに達する恐れがあるとして、感染対策の徹底やワクチン接種の検討を呼びかけています。







