10月30日午後、浜松市中央区で同居する双子の弟を浜名湖に突き落とし、溺死させたとして、警察は市内に住む60代の男を逮捕しました。警察は心中を図った可能性もあるとみて調べています。

殺人の疑いで逮捕されたのは浜松市中央区元魚町に住む無職の男(65)です。

警察によりますと、男は30日午後1時頃、浜松市中央区舞阪町で、同居する双子の弟を後ろから浜名湖に突き落とし、溺死させた疑いが持たれています。当時、口論やトラブルはなかったということです。

付近にいた人から「人が浮いている」と消防に通報があり、救急が駆けつけましたが、弟は搬送先の病院で死亡が確認されました。

<近隣住民>
「船の上に引き上げられて、見始めたころには人工呼吸を始めるくらいだった」

警察の調べに対し、男は「こうなることは理解していました」などと容疑を認めているということです。

容疑者は、弟を浜名湖に突き落とした後、自分も湖に飛び込んだということで、警察は心中を図った可能性もあるとみて、事件の詳しい状況を調べています。