牧之原市で災害対応の陣頭指揮をとっている杉本基久雄市長にお話をうかがいます。
<杉本基久雄 牧之原市長>
Q1. まずは、今回の竜巻被害、市としては、どう受け止めどう対応しているでしょうか?
「本当に竜巻は突然起こって、被災の状況を把握するのに非常に時間がかかります。直後から職員を現地に派遣して被災状況を確認しておりますが、3日ほどかかって最終的には1000件を超える被害を受けた住宅があるというのが確認できましたので、非常に時間もかかるということですね」
Q2. この3日間でおおむね全容は見えてきたと考えていいでしょうか?
「そうですね。3日間で被害の状況の全容は見えてきたということですね」
Q3. 1000件を超える住宅への被害が確認されているわけですが、そうした中でボランティアも稼働しています。復旧復興の進み具合についてはどう捉えていますか?
「9月7日はボランティアの皆さん72名ほど入っていただいて、今日は54名ほどということで平日になって減っておりますが、今瓦礫の片付け等の進捗状況は5割から6割ほどというところですかね。ですので、まだまだマンパワーの不足していますので、多くのボランティアの皆さんのお手伝いをまだまだ必要としていますので、ご協力いただければありがたいと思っています」
Q4. 今後の支援体制の拡大などどういうものを想定されますか?
「行政がやる業務として、これから被災をしたお宅の建物の被害調査を行ってまいりますが、マンパワー不足ということで、今県を通じて静岡県内の市町から職員を派遣していただく要請を県に行っているところです」
Q5. いろいろな機関を巻き込んでということになると思うんですけれども、牧之原では2021年にも突風で甚大な被害があるなど、突風を人事にできない状況になっているわけですよね。今後の対策についてはどう考えますか?
「竜巻は本当に瞬間なんですね。いわゆる準備がなかなかできない。ですので、やはり気象情報をしっかりと見てですね。今回も台風は来るというのは言われていましたので、そういった中でいわゆる竜巻注意報が出たら、もう雨戸を閉めるとかカーテンを閉めるとか、そういった対策を各家庭でやっていただく。そういったことが重要だと思います」
ここまで、牧之原市の杉本基久雄市長にお話を伺いました。
<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
現在の牧之原市が現在行っている台風15号災害からの支援状況をまとめました。
<牧之原市が現在行っている台風15号の対応>
【給水所の設置】
・時間:午前8時半~午後4時まで
・場所:牧之原市役所 榛原庁舎 水道課裏側
【罹災証明・被災届出証明書の受付】
・時間:午前9時~午後5時まで
・場所:さざんかふれあいホール
【携帯電話などの充電場所開設】
・時間:午前9時~午後5時まで
・場所:榛原文化センター、細江コミュニティセンター、坂部区民センター
※充電器、充電ケーブルをお持ちください
【ブルーシートの配布】
・時間:午前8時~午後5時まで
・場所:牧之原市役所 榛原庁舎 1階駐車場、細江コミュニティセンター
【台風15号で発生した災害ごみの仮置き場】
・時間:午前9時~正午、午後1時~午後4時まで
・場所:ミニストップ牧之原インター店 東側の空き地
詳しい内容については牧之原市のホームページをご覧ください。
また、暑さを避けるため、榛原総合病院ではクーリングシェルターが開設されています。復旧作業にあたっている方もいるかと思いますが、どうかご無理をなさらず、こまめな休憩と水分補給を心掛けてください。
その他詳しい情報は牧之原市のホームページをご確認ください。