11月23日、FIFAワールドカップ大切な初戦を迎えるサッカー日本代表を率いる森保一監督、実は静岡県掛川市で生まれたというのをご存知でしょうか?今は、掛川市内に親戚が住んでいるということで、緊張と期待の思いを聞いてきました。

掛川市の理容店「カットクラブ パーティー」。ここに日本代表の初戦を特別な思いで待つ人がいます。オーナーの原田卓馬さん。日本代表の指揮官森保一監督のおじです。原田さんの姉が森保監督のお母さんにあたります。

<森保監督のおじ 原田卓馬さん>
「こっちへ姉さんが(森保監督を産むために)里帰り出産してきたの。ここの近所ですよ。それで、何か月かこっちにいて。かわいかったよ。おんぶしたもん。初めての甥っ子だったもんでかわいい、かわいい」

森保監督は代表監督になった今も、定期的に墓参りなどで掛川市を訪れ、原田さんがカットすることもあるそうです。

<森保監督のおじ 原田卓馬さん>
「東京にいるときに美容院行ってたみたいで、顔見たら産毛とかボーボー生えてたもんでね、『ハジメ、お前髪の毛やったら顔も剃れよ』って言ったら『そう?』っていって。『じゃあ、剃ってよ』っていって、顔剃ってやったっけ」

代表監督となった今も2人の関係は変わらず、叔父と甥っ子。その性格は小さなころから変わることなく、謙虚そのものだといいます。

<森保監督のおじ 原田卓馬さん>
「おごらなくってね。普通だったら、偉そうにしちゃうかもしれないけど、全然ないもんね。今年の夏くらいに知人に頼まれたもんでね、サインを。それで、『ハジメ、サインやって』って言って。色紙はないって言ったら、自分で買いに行って。笑っちゃったっけ。ついでにマジックも買ってきて一生懸命書いてくれた」

11月23日夜のドイツ戦は自宅で観戦。甥っ子の大一番に向け、準備は万端です。

<森保監督のおじ 原田卓馬さん>
「もう、昨日から晩ごはんもおでんを作って、今夜は何もしなくてもいいように。準備してあります。早く食べちゃって」

生まれ故郷からカタールへ強豪に挑む甥っ子にエールを送ります。

<森保監督のおじ 原田卓馬さん>
「ハジメ!誠心誠意応援してるからがんばってな!頼むよ!」