台風15号の影響により、静岡市清水区で大規模な断水が発生したことを受け、参議院の特別委員会が調査のため、10月13日、現場を視察しました。意見交換会では、田辺信宏静岡市長と出野勉静岡県副知事が国からの支援を要望しました。
参議院の災害対策特別委員会の8人が視察したのは、静岡市清水区の承元寺取水口です。台風15号の影響で、この取水口に流木や土砂が詰まり、清水区内では最大6万3000戸が断水しました。視察では、静岡市の担当職員が当時の被害状況や断水解消までにいたる対応について説明しました。
<議員>
「老朽化していると言っていたけど、新しい施設だったらどうだった?」
<市職員>
「老朽化したからだめというよりも、とにかく雨の量がすごかったというのが我々の見解」
13日午後に静岡市役所で行われた意見交換会では、静岡市の田辺市長と静岡県の出野副知事が国からの継続的な支援を要望しました。
<参議院 災害対策特別委 三浦信祐委員長>
Q.激甚災害の指定について
「(委員会の視察なので)委員の皆さんの協議をしっかり後押しできる体制を取る使命を果たしていく」
清水区内の約8割におよぶ大規模断水は、一つの取水口に依存していたことが主な要因で、市は新たな取水源の確保を進めていく考えです。