任期満了に伴う駒ヶ根市長選挙は21日に投票が行われます。
立候補しているのは、届け出順に前の市議会議員の新人・松崎剛也(まつざき・ごうや)さん48歳と、再選を目指す現職の伊藤祐三(いとう・ゆうぞう)さん63歳のいずれも無所属の2人です。
市政の「刷新」か「継続」か、それぞれの訴えを取材しました。

松崎剛也さん第一声:
「もっともっと(駒ヶ根を)良くしていきたい。その根幹にあるのは駒ヶ根に対する愛です。皆さんの心の中にある駒ヶ根に対する愛。それとともに私はまち作りをしていきます」
新人の松崎剛也さん。
2019年から市議を務め、2023年4月の市議選ではトップ当選を果たしましたが、市長選への挑戦を決断しました。
松崎剛也さん:
「多くの市民から市民の声が反映されていないという思いを聞かされている。それをどうにかして市民のための市政にするために一生懸命頑張らないといけないと思って立ち上がった」
2023年10月に市議を辞職してから、1万戸以上の住宅を訪問。
市内全域に設けた後援会組織も生かしながら、知名度向上を図ってきました。

伊藤祐三さん第一声:
「一人ひとりに寄り添い、就任以来申しあげてきた誰もが自由に活躍できる広場のようなまち。これをさらに推し進めていきたいと思います」
現職で再選を目指す伊藤祐三さん。
1期目では新型コロナと財政の「2つの危機」への対応で結果を残してきたと強調します。
伊藤祐三さん:
「これによって持続可能なそして次の投資が可能な駒ヶ根市が出来上がったと考えている。さらに発展させるにはこの流れを止めてはいけない」
前回選と同様に高校時代の同級生や地元の経営者など個人のつながりを生かして活動。
地区ごとにミニ集会を開き、政策を訴えてきました。
駒ヶ根市の人口は、ピークだった2005年の3万4000人余りから年々減少し、3万1000人余り。
国の研究機関の予測では、2045年にはさらに5000人ほど減るとされ、少子化対策も大きな課題です。
松崎さん:
「働きながらも子育てがしやすい環境を作らないといけない。また教育ですね。英語教育の推進ほか教育にも力を入れていく」

松崎さんは放課後児童クラブの充実や、保育士の待遇改善に加え、外国人教員=ALTを増員し、英語教育を推進していく考えです。
伊藤さん:
「最近3年間、駒ヶ根市内の出生数は200人で横ばい、下げ止まりすることができた。個に寄り添う取り組みをさらに進めて、子育てが楽しくなる街にしていきたい」

伊藤さんは、18歳までの医療費無料化や不妊治療の助成など、1期目の成果を強調し、2期目では、小学校での医療的ケア児受け入れなど、さらに支援を拡充すると訴えます。
両候補は、財政の健全化を巡っても激しく論戦を交わしています。
松崎さんは、現市政の財政再建は、市民に還元されていないと批判。

ふるさと納税の返礼品として農産物や工業製品の掘り起こしを進め、産業振興にもつなげると訴えます。
松崎さん:
「本当の財政健全化とは、しっかり財政数字を見ながら無駄を削減しつつも市民のためにお金を使っていく、こういう地元の商店街のためにお金を使っていく、そういうことをしなければ本当の財政健全化ではない」
一方の伊藤さんは、市の財政指標が就任以降、全国ワースト5位から119位に改善していると主張。

2期目では昭和伊南総合病院の移転新築やインフラ整備など新たなまちづくりに投資していくとしています。
伊藤さん:
「財政は数字。数字で測らないと何をもって測るのか。(将来負担比率の)数字が0になるまで財政再建は実は終わらない」
高野記者:
「市政の継続か刷新か。次の市政のかじ取り役を選ぶ選挙は21日投開票です」












