須坂市の小学校で、華道家、假屋崎省吾(かりやざき・しょうご)さんによる特別授業が行われました。

花や緑に親しみ、やさしさや美しさを感じる気持ちを育む「花育(はないく)」です。


須坂市の高甫(たかほ)小学校を訪れたのは、華道家の假屋崎省吾さん。

30日から假屋崎さんの生け花の展示イベントが市内で始まるのを前に、特別授業を行いました。

假屋崎省吾さん:
「ちょっと長さを調節していろどりを考えて生けてみる」

まずは、假屋崎さんが生け花を披露。

トルコキキョウやアルストロメリアなど、県産の花を中心に3つの器に花を生けて、作品を作っていきます。

話しながらの作業も、さすがはプロ!

手際よく、あっという間に華麗な作品が出来上がりました。


假屋崎省吾さん:
「花は心のビタミンです。みんなを笑顔にしてくれます。元気100倍になりますから、身近にお花を愛でていただきたいと思います」

続いて高学年の児童が、生け花に挑戦!

10本のカーネーションを使い、假屋崎さんの指導を受けながら形を作っていきます。

児童:
「意外と楽しい。花がたくさん集まっているからいつもよりきれいに見える」

最後に長い花を生け、目をつけると・・・。


かわいらしいプードルが完成しました。

児童:
「説明を聞いていいのができたので良かったです。教え方がうまいなと思いました」

児童:
「普通に置いてあるのよりきれいでいいです。やる前よりすごくお花がいいなって思いました」


華道のプロによる「花育」の特別授業。

子どもたちにとっては、地元でも盛んに生産されている花の魅力を実感する貴重な機会になったようです。