長野県内でも被害があった関東大震災から9月1日で100年です。
万が一の災害に備えて、高校生が避難所を開設する訓練を行いました。
阿南町の阿南高校で行われた避難所の開設訓練には、全校生徒およそ150人が参加しました。
全校生徒による開設訓練は関東大震災が発生した9月1日の防災の日に合わせて2022年から実施していて、31日は、地震で土砂災害が発生し、体育館が避難所になったという想定で行われました。

訓練では実際に町が避難所に配布している段ボールのベッドと、居住スペースとなるテントの設営を体験しました。

生徒:
「意外と簡単で、みんなでやればすごく早くできたので、避難の時もできそうだなと思った」
「震災がもしあった時に自分が率先して組み立てられるようになって、ほかの人の不安をなくしたい」
高校では生徒が帰宅困難になった場合の非常食を全校生徒分、準備していて、その試食体験も行われました。
高校の体育館は町の指定避難所に指定されていて、今後も開設訓練を続けていきたいとしています。