陸上の女子中・長距離の日本のエース=田中希実(たなか・のぞみ)選手が、間もなく開幕する世界陸上に向けて、茅野市など県内での合宿をスタートさせました。

茅野市の運動公園陸上公園に姿をみせた田中希実選手。

8月19日に開幕するハンガリー・ブダぺストでの世界陸上に向けて、7月31日から茅野市を拠点に合宿を開始。1日夕方、練習を公開しました。

女子1000、1500、3000メートルの日本記録保持者で、東京オリンピック8位入賞の日本のエース。

公開練習は、突然の雷雨に見舞われてしまいましたが、今回は、霧ヶ峰などでもトレーニングをしています。

■田中希実選手
「ここだと(茅野周辺)標高1400メートル近くあるので、トレーニングとしてはいい練習ができるのではないかということと、このあと湯の丸に移ることになっていたので、1800mぐらいに上がる前に1400くらいで慣らしてから行く方が質の高い練習がつみやすいと考えた」

今年、プロに転向し、6月にはケニア合宿もした田中選手。

世界陸上、そして2024年のパリオリンピックを見据え、トレーニングを続けます。

■田中希実選手
「決勝に世界陸上は今年しっかり1500も5000も残って、そこで残りさえすればのびのびと戦うぞという気持ちを持っていけるのではないかという気持ちはあって、その経験を生かしてより上の入賞圏内、メダル圏内をパリオリンピックでは狙っていきたい」

田中選手は、このあと、東御市の湯の丸高原に移動して、調整を行うということです。