衆議院本会議では16日、野党が提出した岸田内閣の不信任案が否決されました。
一方、岸田総理は15日、今国会中の衆議院解散を見送る意向を示しています。
背景には支持率の下落傾向などがあるとみられます。 議員、そして県民の受け止めは?
■立憲民主党・泉代表
「岸田政権に私たちは不信任案を提案いたします」
衆議院本会議で立憲民主党が提出した内閣不信任案。
採決では共産党が賛成しましたが、与党の自民党・公明党のほか、野党の日本維新の会と国民民主党も反対に回り、否決されました。
不信任案の提出が衆議院解散のきっかけになるとの憶測が広がっていましたが…。
■岸田首相・15日
「今国会での解散は考えておりません」
岸田総理は今国会での解散見送りを明言しました。
世界的に注目されたG7広島サミットを成し遂げた一方で、相次ぐマイナカードのトラブルなどによる内閣支持率の下落傾向や公明党との選挙協力の難航など、課題も浮上していた中での「解散見送り」。
県内小選挙区に議席を持つ自民党と立憲民主党の県連は…。
■自民党県連・宮下一郎会長
「今国会ではという話しぶりなので、いつ解散になるかは総理の判断次第だという思いで、改めて気を引き締めて常在戦場の気持ちで頑張っていかなければいけないなと思った」
■立憲民主党県連・下条みつ代表
「どういう風に持っていくか、全く見当が今のところつかない。いままでの常在戦場の気持ちを忘れずに県連としても私自身としてもやっていければ」
県民は…
■40代会社員女性
「公明党とかと今もめてるから結局解散してやってもどうなるか分からないからただそれだけじゃないかな」
■20代大学生女性
「今はこのままでもいいかなと思うが解散するならまた考えようかなと思います」
■50代会社員女性
「解散して国民の意思をはかるのも私はとてもいいことだと思うので、する、しないでいえば1度ベーシックなところで検討いただくのもいいかと思う」