ジェンダー平等の実現が課題となる中で、長野県内の中学・高校の女性校長の割合は、1割前後にとどまることが分かりました。
21日、公表された学校基本調査によりますと、県内の小中高校の女性教員の割合は、小学校が59.1%、中学校が38.9%、高校が28.9%で、中学校と高校は、全国で46番目となりました。
一方、女性の校長の割合は、小学校が352人中82人で、昨年度より17人増えましたが23.3%にとどまり、中学校は176人中19人で割合は10.8%、高校は95人中9人で9.5%でした。
県の教育委員会によりますと、学年主任や教務主任への登用や産休や育休でも受けられる研修の機会を増やしていて、こうしたことが小学校などで校長を希望する教員の増加につながっているのではないかとしています。