お正月に向けそろそろおせちの準備を…という方もいらっしゃるでしょうか。
長野県飯田市の高校では生徒が「おせち」の検定に臨みました。

飯田市の下伊那農業高校で行われたのは料理の腕を競う「おせち検定」です。
半世紀以上続く伝統の検定でアグリサービス科の2年生12人が挑戦しました。

あらかじめ自宅で作ってきた5品に学校で作る2品を加えて重箱に飾り付けるルールで盛り付けの美しさや調理の技術が審査されます。
かまぼこは慎重に包丁を入れきれいな飾り切りに…。
事前に描いた絵コンテを参考に重箱に盛り付け、制限時間の2時間いっぱいで各自工夫を凝らしたおせち料理が出来上がりました。

「家の人作ってくれるけど時間かかって大変だなと思った」
審査は家庭科の教諭2人が行い12人全員が合格しました。

(藤原菜緒教諭)「年々レベルが上がっているこれからもいろいろな料理を楽しんでもらえればうれしい」
最優秀賞は扇型に飾られた松風焼きやかまぼこの飾り切りなどが評価されました。
(最優秀賞・渡邉志織さん)「私が好きで食べているのをたくさん入れました、おせちは今後も絶やさず続けていきたい」
作ったおせちはそれぞれ自宅に持ち帰って食べるということで今度は、家族の審査員から合格、もらえるでしょうか。