生活に困っている人たちに少しでも温かな年末年始を過ごしてもらおうと、長野市で食料や物資の配布が行われました。
「年末きずな村」は、長野医療生協や労働組合などでつくる実行委員会が2011年から毎年開催しています。
会場のJA長野県ビル前には開始予定時間の前から次々と人が訪れ、カップ麺やモチ、缶詰などが入った紙袋やコメを受け取っていました。
実行委員会によりますと食料品や光熱費の値上がりで、年金が少なかったり生活保護を受けている世帯の暮らしぶりは厳しさを増しているということです。
会場を訪れた人たちからは「物価が高くなり食費を削っている」「灯油を買わずに我慢している」といった声が聞かれました。
きずな村実行委員会の菅田敏夫代表は「生活に困るなどした場合 ひとりで抱え込まずに、行政や支援団体に相談してほしい」と話していました。