捨てるのはもったいない!
子ども服を無料でシェアできるイベントが長野県佐久穂町で開かれました。

会場の入り口前にできた行列。
赤ちゃんの姿も目立ちます。
お目当ては?

「冬服もあると聞いたので今からすぐ着られる服を探しに来ました」

会場にずらりと並ぶ古着のベビー服と子ども服。
何とすべて無料で手に入れることができるんです!
佐久穂町で開かれた「おさがりモンスター」。

イベントを企画するのは御代田町の市川弥浩(いちかわ・みひろ)さん。

「もったいないという精神とお子様は汚してなんぼというやんちゃなところがあるのでモンスターという名前をつけさせていただいて皆さんに親しまれやすいイベントに浸透したら」

新生児用から120センチまで様々な服が揃います。
自身の子育て経験から7年前から子どもが成長して着られなくなった古着を無料でシェアできるイベントに取り組んでいます。

「まだ着られる子ども服がもったいないという気持ちとサイズアウトしてしまうのが早いので、買い替えるのも大変なのでおさがりという手段を使って買わなくても済む方法を考えてやっていけたら」

服は佐久穂町内の保育園や児童館など6か所に設置した回収ボックスに集まった230キロ分を用意。
サイズや種類はごちゃまぜで訪れた人たちは宝探しのような感覚で服を選んでいきます。
中には大きな袋に入れてたくさん持ち帰る人も。


「(子どもが)女・男でおさがりも自分の家にないのですごく助かります」
「この子に着させてサイズアウトしたらまた持ってこようと思います」

市川さんは今後も県内外で取り組みを広めていきたいと話しています。