茅野市の民家に忍び込んで現金などを盗んだなどとして逮捕されたベトナム人グループの男らが、県内のほか、関東や東北などの広い範囲で、170件近い盗みを繰り返し、被害は、現金や貴金属など600万円余りに上っていたことが分かりました。
県警捜査三課と佐久警察署によりますと、グループは、いずれもベトナム国籍で住居不定の、自称解体作業員の38歳の男や、無職の37歳の男ら5人で、この内4人は、5月15日に茅野市玉川の住宅に忍び込み、現金7万円余りと耐火金庫など盗んだ疑いなどで犯行当日に、また残る39歳の無職の男は、4月と5月に福島県内で起きた同様の事件に関与した疑いで8月21日にぞれぞれ逮捕されていました。
その後の調べで、男らは、1月頃から5月までの間に、県内では、上田市、小諸市、佐久市、茅野市、諏訪市の5つの市での犯行のほか、福島、栃木、茨城、埼玉、群馬、千葉、山梨の7つの県でも、空き家に忍び込むなどして、合わせて168件の盗みを繰り返していたことが分かりました。
被害額は、現金57万円余りと、時価にして579万円余りの貴金属類など295点、合わせて636万円余りに上っていて、警察では、明らかになった余罪を、15日までに長野地方検察庁に送致して捜査を終えました。












