松本市に住む70代の男性が、携帯電話やSNSを悪用した詐欺に遭い、現金1434万円をだまし取られました。
調べによりますと、11月中旬、男性の携帯電話に、厚生労働省の職員を名乗る男から「保険証が悪用されている」と電話がありました。
その後、検察官や警察官を名乗る男から、電話やSNSのビデオ通話で「犯人の家からあなたのキャッシュカードが出てきた」「あなたの口座を調べる必要がある」などと言われ、12月上旬に2回にわたり、相手から指定された口座に合わせて1434万円を振り込みました。
相手からSNSのやり取りを消すように指示され、不審に思った男性が警察に相談し、被害に気づいたということです。
警察では、警察官や検察官が電話やSNSで現金を要求することはないとして、注意を呼びかけています。












