岡谷市の太陽鋼材が10月8日、長野地裁諏訪支部から破産手続き開始決定を受けました。

民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、太陽鋼材は1978年に設立された鋼材の卸売会社で、中南信地区を中心に機械金属メーカーなどを得意先としていました。

顧客ニーズに応じて切断加工も行い、鋼材や非鉄金属材料を販売し、2000年3月期には年間の売上高はおよそ2億9000万円を計上していました。

しかし、競合の激化などから事業環境は厳しさを増し、業績が低迷。金融機関の支援を得るなどして立て直しを図っていましたが、先行きの見通しが立たないため、2021年8月末で事業を停止し、自己破産申請の準備に入っていました。

負債はおよそ1億9000万円だということです。