長野県泰阜村で15日午前、キノコ採りをしていた87歳の男性が滑落し、救助されましたが、その後死亡が確認されました。

死亡したのは、神奈川県厚木市に住む無職の87歳男性です。

調べによりますと、男性は15日に息子と息子の友人の3人でキノコ採りのため泰阜村の山林に入りました。

男性から息子に「滑落した」との電話がありましたが、姿が見えないため、息子が警察に救助を要請しました。

警察と消防が出て捜索したところ、急斜面の下に倒れている男性を発見し、下伊那郡内の病院に搬送しましたが、その後死亡が確認されました。

長野県内では、キノコ採り遭難が相次いでいて、15日までに9件発生し、5人が死亡しています。

警察では、複数で山に入ること、行き先を周りの人に伝えること、さらにクマ対策をしっかり行うことなどを呼びかけています。