北アルプスの横尾谷で6日、東京都の80歳の女性が、転倒して足の骨を折る大けがをして、救助されました。
救助されたのは、東京都杉並区に住む80歳の無職の女性です。
松本警察署によりますと、女性は、6日午前、涸沢から下山中、標高およそ1900メートルの横尾谷で転倒してけがをしたものです。
午前9時半過ぎに、本人から「転倒して膝を打ち、自力歩行できない」と110番通報があり、県の山岳遭難防止常駐隊員が救助に向かいました。
女性は、常駐隊員に背負われて上高地まで下山し、正午ごろ、待機していた救急隊が、松本市内の病院に搬送しました。
女性は、検査の結果、左のすねの骨を折る大けがだったことが分かりました。
女性は、3日に夫と2人で上高地から入山し、横尾や涸沢付近に泊まって6日に下山する途中でした。