長野県松本市にある食肉処理施設が3年後に閉鎖されることを受けて、生産者への支援や食肉の流通態勢などを検討する会議が発足しました。


検討会議は生産や流通関係、市町村などのおよそ50人で構成されています。

県内の食肉処理施設は松本市と中野市にあり、このうち松本の施設は、2028年3月をめどに閉鎖されます。


JAなどは代替案として県外で処理し、枝肉などを佐久市に整備する施設で加工する方針を示していますが、輸送費用が増えることが課題となっています。


会議では、施設の閉鎖に伴う畜産農家への支援や食肉の流通のあり方などを議論することになっていますが、きょう(19日)は、出席者から県内への新たな処理施設の設置も検討してほしいとの意見が相次ぎました。