南アルプスの易老岳(いろうだけ)で、神奈川県の70歳の男性が、疲労から動くことができなくなり、救助されました。

救助されたのは、神川県平塚市に住む70歳の無職の男性です。

飯田警察署によりますと、男性は、7日、易老岳の登山道を下山中に疲労により行動不能になりました。

男性が動けなくなった一帯は、携帯電話が通じなかったことから、同行していた人が、1時間ほどかけて飯田市の易老渡(いろうど)登山口まで下山して、午後1時半前に飯田広域消防に電話で救助を要請しました。

飯田警察署員や飯田広域消防本部の山岳救助隊員らが出動して合流した後、男性に付き添って下山し、男性は、午後5時半前に飯田市内の病院に搬送されました。

男性は、疲労はしているものの、けがはないものと見られるということです。

男性は、6日に4人パーティで光岳に入山し、7日は光岳から易老渡登山口へ下山する途中でした。