夢に向かって頑張る子どもたちを応援するSBCの「こども未来プロジェクト」、長野県大会3連覇を狙う高校生スイマーを取材しました。

下諏訪町のスイミングスクールで練習に励むのは、東海大諏訪高校3年の松村千和さんです。


松村さんの得意種目は背泳ぎ。長野県大会では100メートル・200メートルともに2連覇中。3年連続の2冠、そして2種目でのインターハイ出場がかかります。

松村千和さん:
「左右差が自分はあるので、同じぐらいの力でキック打ったり、かいたり、練習の中で意識している」

武器は、パワーを生かした「バサロ」のスピード。スタートから15メートル以内の制限距離ギリギリを攻めることで、タイム短縮につなげます。

小学生から指導するコーチは、練習から全力を出し切ることが成長の鍵と話します。

中島友義コーチ:
「(25メートルで)14秒ゼロは出るんだけども、13秒台が出ない。練習のときにでていれば、本番は間違いなくそれ以上は出ると思う」

元競泳選手の母の影響で、物心つく前から水の中にいたという松村さん。毎日プールに通うだけでなく、自宅での筋トレやストレッチで身体づくりにも取り組みます。

高校最後の今年、松村千和さんは、「インターハイに出る。ベストタイムを出して決勝に残りたいという気持ちがあります。大学でも水泳をやるのでもっと良いタイムを出して、上のレベルにいけるように頑張りたい」と話していました。