夢に向かって頑張る子どもたちを応援する、「こども未来プロジェクト」。今回はスポーツクライミングで世界大会にも出場している、長野県塩尻市の高校生を紹介します。
松本市にある、クライミングジム。
しなやかな動きで壁を上っていくのが、都市大塩尻高校1年の徳嵩悠乃(とくたけ・ゆの)さんです。
小学1年でクライミングを始め、いまは週4日練習に通って技術を磨いています。

■徳嵩悠乃さん
「やっぱり完登。ゴールをとれた瞬間が一番いいですね。傾斜が強いところなどの課題が 自分の中で苦手としているので、パワーがいまは 必要なのかなと思っています」
筋力のほか、柔軟性やバランス感覚、瞬発力など様々な力が求められるクライミング。
(練習中の徳嵩さん スマホを見ながら)「コーチから送られてきた課題を見て、それを覚えて やってみる」
ルートの組み立てや、状況に合わせた判断も試されます。
得意だというのが、手の届かない離れたホールドに飛び移る動き。
一度でできなかった課題も繰り返しチャレンジし、感覚を掴んでいきます。
去年(2024年)5月に出場した「ユース日本選手権」で、16歳以下の「リード」種目で2位に入った徳嵩さん。

日本代表として、8月に中国で開かれた「ユース世界選手権」にも出場しました。
世界の舞台を経験し、目指すのは日本、そして世界のトップ選手です。
■徳嵩悠乃さん
「オリンピックは出てみたいです。めっちゃ出てみたいです。(トップ選手は)憧れの選手たちばかりなので、トレーニングを続けて追い付けるように頑張りたいと思います」
夢に向かって一歩ずつ、壁に挑んでいきます。