12月に出発する南極地域観測隊の候補者の訓練が、東御市で行われています。
訓練は、雪が多く南極の夏の気候に似ている東御市の湯の丸高原で6年前から行われていて、今回は5日間の日程で安全に行動するための知識や技術を学んでいます。
2日目の4日は、簡易テントやロープを使って負傷者を搬送する訓練が行われました。
南極観測隊は、公募で集まった大学の研究者や調査をサポートするプロの登山家、基地の維持管理などを担う民間の技術者などで組織され、環境や動植物の調査など幅広い活動を行っています。
第67次南極地域観測隊 江尻省副隊長:
「前時代から引き継いで次の時代へ観測を受け継ぐその役割をしっかり担ってきたい」
候補者75人は今後、身体検査などを経て正式に隊員となり、夏隊は3か月から4か月、越冬隊は1年3か月の間南極に滞在します。