JR長野駅前で男女3人が男に刃物で襲われ1人が死亡した事件で、発生の10分ほど前に、逃走した男に特徴が似ている人物の姿がライブカメラに映っていました。警察は、防犯カメラや目撃情報などから現場で犯行の機会をうかがっていた可能性があると見て調べています。

22日午後7時48分ごろ(長野駅前) 「⇒」で示した人物

事件は22日午後8時過ぎ、JR長野駅前のバス停近くで男女3人が男に刃物で刺されたもので、長野市丹波島の49歳の男性会社員が死亡し、いずれも長野市の会社員で、37歳の男性が重傷、46歳の女性が軽傷を負いました。

刺した男は逃走していますが、駅前を映しているライブカメラには当日の午後7時48分以降、頭の部分が白い人物が映っているのが確認できます。現場近くでは、事件の少し前から男と特徴が似た人物が目撃されていて、警察では、犯行の機会をうかがっていた可能性もあると見て調べています。

捜査関係者によりますと、その後の調べで、逃走した男は、事件現場から駅前のホテルの西側にある線路沿いの市道を通って、先にあるスーパーの方面に逃走したと見られます。

男は20代から40代くらい、やせ型で身長165センチから175センチぐらいだったということです。

提供 長野県警
提供 長野県警

警察に最初に通報した男性は、男は犯行後、刃物を持ったまま、バス停から駅前の広場まで「ふらつくような」感じだったということで「次に刺す人を探すような感じを受けた」と話しています。

警察は、通り魔的な犯行の可能性もあると見て、男の行方を追っています。