こども未来プロジェクト、今回は東京など各地で公演が行われるミュージカルに出演する長野市の中学生を紹介します。
しなやかに、軽やかに踊る中学一年生、湯本莉子(ゆもと・りこ)さん。


2025年、ミュージカル「アニー」の「ダンスキッズ」12人のひとりとして、東京の新国立劇場の舞台に立ちます。
オーディションには毎年全国から多くの応募があり、長野県内から「ダンスキッズ」に合格したのは莉子さんで2人めです。
◇湯本莉子さん
「名前と番号を呼ばれた時は心臓がバクバクして、嬉しいよりびっくりのほうがそのときは強かったです」
バレエやダンスを始めたのは2歳。
以来、エアロビックなども含めて様々なダンスに打ち込み、コンクールでも好成績を収めてきました。
◇湯本真貴子さん(莉子さんの母親で指導者)
「バレエだけ踊れる、ダンスだけ踊れるという子はたくさんいると思いますが、どちらも踊れるというところが(莉子さんの)強みかなと」
チームにとって莉子さんはあこがれの的です。
◇スマイルフラワー 荒井藍さん(莉子さんのチームメイト)
「しなやかさや強さ弱さのメリハリもちゃんとあって、すべてがきれいで、見ていて飽きないような踊りをしてくれます」
次のステップに進もうと莉子さんは2024年の暮れ、10年間在籍したチームを卒業しました。

4月に開幕予定のミュージカルで演じるのは、ニューヨークの街角で将来のスターを夢見て踊るダンサーです。
◇湯本莉子さん
「東京の人にも負けないように、自分のダンスのスキルを磨いていきたいなと思っています。将来は、見に来てくださったお客さんをスマイルにできるようなダンサーになりたいと思っています」