こども未来プロジェクト、今回はマイコンカーに青春をかける高校生です。
白線がひかれたコースを高速で走る車。
マイコンカーと呼ばれるプログラミングされた手作りのロボットカーです。

長野県岡谷工業高校の3年生で電気部の塩澤匠生(しおざわ・たくみ)さん。
■塩澤匠生さん
「自分で設計して、カーボンの一枚板から切り出したものを組み立てて、作った機体になります」
自慢の1台とともに、2025年1月、塩澤さんが出場するのは、高校生のマイコンカー全国大会。

去年(2023年)は決勝で完走できず、目標とした上位に食い込むことができませんでした。
雪辱を果たそうと、正確性とスピードにこだわり、試行錯誤を重ねてきました。
白いラインをカメラで認識しコースアウトしないように走らせる高度な技術が要求される種目。
■塩澤匠生さん
「失敗するたびに、どこが今落ちた 原因はどこだっただろうというのをときには目で確認したり 目で見て分からないところはログが残っているので、どういう処理を行った結果落ちてしまったかを追求して、それに対してデバッグ(不具合の排除)を行って機体の動きを修正してくみたいな」
原因を分析し修正する冷静さと、あきらめずに工夫を重ねる情熱が求められます。
■岡谷工業高校電気部顧問 小井戸政範教諭
「うまく走れないことの方が多くて、走らないのはどういう原因があるのか、何度も何度もくり返しながらチャレンジしていくところが競技の醍醐味」
■塩澤匠生さん
「完走率を上げて絶対走るようにして、全国優勝していきたいと思っています」